Category Archives: Continuous Active Learning

コンプライアンス調査における文書レビューの最適化、パート2

最新の分析機能と継続能動学習を使い「否定的命題を証明する」には

この記事は内部調査や規制当局による調査のコンプライアンス管理に使用される文書レビュー手法を取り上げた2部立て記事のパート2です。パート1ではコンプライアンス調査の目標達成に向けて効果的な文書レビューを行うための手順をいくつかご紹介しました。そこで今回は要開示文書が存在しないということを統計的確実性で証明するため、つまり実質的に否定的命題を証明するための方法論について概説します。

「否定的命題を証明」することの意味

コンプライアンス調査の目的とは、ほとんどの場合、何らかのまとまったパターンを示す出来事を記述した重要文書を素早く探し出し、インタビューを効果的に行うために必要な要因を収集することにあります。そうした場合、文書は目的を達成するための手段に過ぎません。 Continue reading

コンプライアンス調査における文書レビューの最適化、パート1

多くの企業では、訴訟でもコンプライアンス調査でも、同じ人々が、同じ技術、同じアプローチ方法で行っています。しかしながら、社内調査やコンプライアンス調査における電子情報の管理の手法と、訴訟における手法とは異なっているはずです。

コンプライアンス調査に関する議論の大半は、社員インタビューの計画と実施に関するベストプラクティスに焦点を合わせたものです。この記事では、文書レビュー、特に電子文書レビューを対象としています。文書レビューは、それらのインタビューをコントロールし調査の多くの部分を構成するための、「自白剤」となりそうな要因を見つけるための調査プロセスの一環で、インタビューの計画や実施と同じくらい重要な要素となります。

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事例紹介:レビューでTARを使用し始める時期に手遅れはあるのか?

Case_Study-300x200「何かを始めるのに遅すぎるということはない。」よくそういう言葉を耳にします。しかしそれはテクノロジー支援型レビューにもあてはまるのでしょうか。法務担当者が手作業で行うレビュー業務にかなりの長時間を費やしてしまった後でも、TARを使う価値はあるのでしょうか。ある特許関連訴訟でクライアントがTARの使用をなかなか認めず、法律事務所が収集文書の半数近くを手作業でレビューしたあとに、ようやく認めてくれたという事例がありました。この訴訟案件で問題になったのが、まさにこの点でした。結果としては、レビュー業務が終盤にさしかかってから使い始めたにもかかわらず、Insight Predictのおかげで時間と費用を大幅に節減することができました。 Continue reading

継続能動学習に関して自社のTAR業者にすべき5つの質問

blog_tar_vendor_questionsモウラ・グロスマン氏とゴードン・コーマック氏は2014年7月付の論文「Evaluation of Machine-Learning Protocols for Technology-Assisted Review in Electronic Discovery」で、両氏の管理下で行ったTARに関する研究の結果を発表しました。両氏はその中で継続能動学習(CAL)プロトコルとシステムの訓練を1度しか行わない第1世代TARのプロトコル2種について、その効力を比較しました。その結果、CALプロトコルの方が効力が高く、ほとんどどんな場合でも第1世代TARより優れていることが判明しました。

これによってCALの優位性が確立されため、eディスカバリを手がける業者は流行に乗り遅れまいといっせいにCALに飛びつきました。突如としてあらゆるeディスカバリ・ベンダーがCALを使用するか、あるいは何らかの形で自社のプロトコルにCALを組み込もうとしたのです。 Continue reading

一石二鳥:グロスマン氏とコーマック氏の最新研究により、CALが複数の問題で効力を発揮することが判明

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本記事の原稿を作成するために本当に鳥を撃ち落したわけではありません。

テクノロジー支援型レビュー(別称TAR、プレディクティブ・コーディング、コンピュータ支援型レビュー)の出現以来、いまだ解決されていない問題の一つに、TARの処理は文書開示要求の項目ごとに別々にかけなければならないのかどうか、という問題があります。訴訟の専門家の方ならご存知でしょうが、米国連邦民事訴訟規則(FRCP)第34条に基づく申し立てで開示要求事項が一項目しかないことはほとんどありません。むしろおびただしい数(一般には現地の規則で許される最大限の数)に上ると考えた方がよいでしょう。 Continue reading

CALが話題になる理由、それは弁護士が本来の仕事に戻れるから

筆者は最近、講演やeディスカバリ関連のイベントに参加するため、出張をすることが多くなっています。先日はダラスで開催されたセドナ会議第1作業部会の年央会議に出席し、その前はフロリダ大学の第3回eディスカバリカンファレンスと第4回ASU-アークフィールドeディスカバリ・デジタル・エビデンス・カンファレンスで講演を行いました。infographic_predictiveranking Continue reading